五代目ごあいさつ

代表取締役の松岡保文と申します。
1901年、私の高祖父(保市)は大分県の南方、小さな港町の津久見という地域から山師(生産者)を連れて櫟の豊富な九重町という小さな町に移ってきました。山を切り開き整備し椎茸の原木を仕込み生産者として生計を立てておりました。
私の祖父が1967年に法人化し、次代を継いだ父が全国に乾し椎茸を卸すようになり、家族・親戚・従業員の尽力により会社として成り立つようになりました。その頃の私はと言うと、生まれ育った山間の地にて兄弟たちと野山を駆け回るような子供でありました。
当時は生産者さんも多く、椎茸の生産量も多かったですが、現在、高齢化の波により生産者さんは激減しています。
原木乾ししいたけには生しいたけにはない滋味を豊富に含み、健康、美容にも良いものでございますが、生活の多様化・食生活の変化などにより選ばれにくい食材となっています。こういった変化に弊社は加工品等で、新しい価値をご提案させて頂き、日本の食卓を彩ってきた原木乾ししいたけの価値をもう一度見直して頂きたく頑張って行きたいと思っています。
10年先、20年先も先人達が守り抜いてきた原木しいたけを通じて社会に貢献(森を守り・地域を守り)する事を使命とし、生産者様、お取引業者様とともに社員一同精進して参ります。

松岡椎茸生産販売株式会社
代表取締役
松岡 保文