上手な戻し方・使い方

Ι 浸るくらいの冷水に浸して、ゆっくり戻す

乾しいたけのうま味、香りは戻し方によって大きな差が出ます。

5℃ぐらいの冷水に、「こうしん」なら3~5時間、「どんこ」なら半日以上かけて戻すとよいでしょう。

乾しいたけのうま味の主成分は、グルタミン酸、イノシン酸と並ぶ3大うま味成分の一つであるグアニル酸という物質です。乾しいたけは水戻しの過程で多くのグアニル酸を生成します。


Ι 戻し方(おすすめ) ⇒ 5,5,10の法則

5℃くらいの冷水(冷蔵庫内温度)で、ゆっくり戻します。最もおいしさを引き出す戻し方です。
・こうしん(うすい物) 5時間前後戻す
・どんこ(肉厚な物) 10時間前後戻す
ビニール袋に乾しいたけと水を入れ、口をしっかりと閉めて冷蔵庫に入れておくと、場所を取らず、香りも飛びません。
(※戻し汁 ⇒ 料理のダシ等)
☆ 早く戻したい時は(おすすめしない)・・・・・
・冷蔵庫内で約1時間、水戻ししてから乾しいたけを四つ切か、八つ切りにして、再度30分位水戻しすれば戻ります。
・ぬるま湯に浸してラップし、電子レンジで約2分加熱する。効能はやや落ちるので、お奨めではない。

Ι 上手な保存方法、冷蔵庫で!

乾しいたけの保存に際しての大敵は湿気です。

密封容器に入れて冷蔵庫のような冷暗室で保存するのが最適です。
また、冷凍保存をして常備すると大変便利です。


“資料提供:日本産・原木乾しいたけをすすめる会”